2011/01/18

[AMN]HP ENVY100はたたずむ名機 #amn #hp_printer _

[AMN]HP ENVY100

借用していた思ったのは「たたずんている名機」ということだ。つまるところ、部屋に置いていてとても落ち着く。シンプルなデザインがよい。


[AMN]HP ENVY100

HP ENVY100と言えばやはりこの操作パネルである。自動で開閉するところがかわいらしい。この機種の場合専用ボタンが無いことがデザインのエレガントさに貢献している。


[AMN]HP ENVY100

後はワイヤレスプリントの対応。当たり前なのだが、好きなところにおける。USBケーブルの取り回しは意外と面倒である。我が家の場合、クリアボックスの上に載せている。HP ENVY100のフットプリントがクリアボックスのそれとすっかり同じだった。すっきりである。また、ワイヤレスプリントはiPod Touchからもできた。他の人もそうだと想うけど、ただブラウズする時はPCを立ち上げずiPhone/iPod Touch/iPadですませている人も多いだろう。そういう層にはうってつけだ。


コピー、プリントはすべてコンビニで済ませていたが、やはり家にあるのは便利だ。家に一台おいておきたい。



2011/01/08

[AMN]Nikon COOLPIX S1100pj

Nikon COOLPIX S1100pj

COOLPIX S1100pj | ニコンイメージング

このカメラの特長は何と言ってもプロジェクター機能である。これを使いこなすことがこのカメラを選択する鍵におなる。AMNさんのご好意で1週間ほど借りることができたのでその様子を報告する。


カメラとしての性能


絵作りは結構好みである。というのもブログに使う写真はトリミングもそうだがPicasaを使って色味も結構変更してある。特に食べ物が美味しくないとブログの価値も半減するからだ。その点このカメラの場合色味の変更はほとんど必要がない。こちらの写真はサイズの変更はあれすべて無修正だ。これはとても嬉しかった。


[AMN]Nikon COOLPIX S1100pj
[AMN]Nikon COOLPIX S1100pj
[AMN]Nikon COOLPIX S1100pj
[AMN]Nikon COOLPIX S1100pj
[AMN]Nikon COOLPIX S1100pj
[AMN]Nikon COOLPIX S1100pj

スナップ写真を撮るカメラということなのだろう。対象が人の場合の撮影にはミスが非常に少なかった。逆に、記録写真を撮るという用途の場合は、設定変更を行い撮り直すことが多かった。フラッシュのオン・オフなどはハードウェアキーに残して欲しかった。


昼にとった写真の振り返り


写真をPCで管理するようになって久しいが、旅行に行く際にPCを持っていくのは無粋だ。やはり身軽にでかけたい。とはいえ、デジカメのバックモニターだけでは味気ない。そんな時に役に立つ。プロジェクタの映像はそれほど期待しない方が良い。とは言っても、投影の条件が良ければそこそこ見える。投影のポイントはピントをきちんと合わせることと、天井などのスクリーンに見立てたものに90度直交するように向けることだ。


寝ながらテレビ→iTunesやYouTubeでビデオ再生


ワンセグを天井に写すというのを試してみた。結果は☓。理由は「PC-PJ Transfer」というソフトウェアがビデオをオーバーレイで表示するタイプのワンセグ用ソフトの表示に対応していないから。これではレビューにならんので他のもので試してみた。iTunesやYouTubeは問題なく表示できる。自分好みのプレイリストを作ってかけっぱなしにすることでうまくいった。この使い方をする人には、ACアダプタをおすすめする。意外と電力を消費するらしくバッテリは結構無くなってしまうからだ。

2011/01/02

[書評]本当に必要なのは「認知」を正すこと - ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ


この本は、真の「コミュニケーション」の本である。しかし、コミュニケーション・テクニックについては一切触れられていないに等しい。どちらかというと、自分の「認知」を「社会」の構成員の一人としてどう考えるべきかを考えさせてくれる。


このブログでこの本を取り上げるのには意味がある。「モノづくり」においてコミュニケーションは不可欠である。一人で何かを作り上げることは困難である。故に我々は必ずコミュニケーションの問題にぶつかることになる。その解決には「対話(ダイアローグ)」は重要である。そして、さまざまなコミュニティとそれを行うことが必要だと考える。



NLP(神経言語プログラミング)では、我々の心のくせを単純化して説明してくれる。故にどのように応用すべきかたがすぐに分かる。覚えて実践することで解決に結びつく。一方この本は、我々に「考える」ことを要求する。そしてそれは言葉にしにくいものである。故に役に立つ。


キーワードをいくつか上げると、「参加型思考」、「自己受容感覚」、「保留」、「一貫性のある(コヒーレント)」、「集団思考」などがある。


「具体的思考」とは「現実をありのままに反映する」ことを目的にしている。一方「参加型思考」は「目にするものの一部に自分が参加していると感じる」ことである。我々は前者で考えがちである。しかし、俗な言葉でいえば「当事者意識」がなくなる。


「自己受容感覚」とは「本人がさまざまなものの源泉であり、中心である」ということに大きく関係する。しかし、我々は「怒り」の感情を抱くと時にその負のエネルギーを認めない。これが「保留」である。「保留」が起きると「自己受容感覚」との矛盾が生じる。この矛盾が我々の行動を著しく制限する。それは、自分が感じていることすなわち「感情」と自分の「行動」に一貫性がなくなるからである。我々は「一貫性がある(コヒーレント)」であるべきなのだ。


「集団思考」は我々人類がどのように世界を認知するかでその後の行動が変わるということに関係する。すなわち、世界は我々の解釈により意味を持つ。我々がいかに世界を解釈するかで世界は変っていく。世界が変われば人間の行動も自ずと変わる。そのためには「議論」ではなく「対話」が必要だと本書は説いているのだと思う。


「対話(ダイアローグ)」では、「目的を持たずに話す」「一切の前提を排除する」ということが重要だと解かれている。誰かを屈服させるためにコミュニケーションをするのではない。より正しい認識を共有するために対話する。それぞれの人の考えはまとまることはない。ただ、世界に対する認識がより深まり、多くの人が共有できるようになる。すべてはそこからはじまるのである。


コミュニティには「文化」がある。例えば「企業」にはその企業独特の「企業文化」が存在する。それはこの本の内容に通じるものである。しかし、その中に安住することなく、さまざまなコミュニティの文化に触れる必要がある。そのために必要なのは「対話(ダイアローグ)」である。


インターネットがここまで爆発的に普及したのも、もともと我々に「対話(ダイアローグ)」が足りないからなのだろうと思う。

2011/01/01

[iOS]Reeder - ぬるぬる動くカッコいいGoogle Readerアプリ

Reeder



Google Readerを閲覧するためのビューアである。デザインがかっこいい。スクリーンショットではわかりにくいが「ぬるぬる」動くところがたまらない。ちょっと残念なのはEvernoteへの連携が無いこと。


Reeder - Silvio Rizzi

c.f.

Reeder

2010/12/28

自己啓発本をたくさん読む前にこれを読め

自己啓発本はたくさん読めば良いというものではなく「良書をじっくりと読むべき」と改めて思った。より根本的、基本的なものは役にたつ。なぜなら納得感が違う。


自己啓発本には色々なタイプがある。その中で描かれるテーマとしては、「コミュニケーション」、「やる気、モチベーション」などがある。この本は、少ないルールを用いて、これら二つの本質を端的に説明してくれる。

この本の考え方は、人間を脳についてコンピュータに例えている。ソフトウェアとハードウェアがあると説いている。ハードウェアは変え難いが、ソフトウェアを変えることでその振る舞いは大きく変えることができる。この本は、人間というハードウェアの特長を示すと共に、ソフトウェアの変更の仕方を書いてある本である。

この本で学ぶことで、変え難いものを変える無駄な努力をせずに、変えることでより多くの便益を得るための行動パターンを作り出せれば最高である。

2010/12/26

[AMN][書評]REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方


この本の主張は「現在の著作権法の運用は行きすぎであり、現実に合わせて著作権法を変えて、アマチュアの著作物を使った二次創作 - REMIX - を保護すべき」ということにある。

2010年は、スマートフォンが爆発的に世の中に広まった年だと歴史に残るのだろう。そして電子書籍が紙の書籍の販売金額を越えた年である。すなわち、手のひらサイズのコンピュータを持ち歩いてデジタルコンテンツを楽しむのが当たり前になったのだ。

著作物がデジタル化するなかで、我々は著作権に関する法制度とマネタイズに関わるビジネスモデルをあるべき姿に変えるべきである。すなわち、本書で挙げられているREMIXが心おきなくできる世界であるべきだ。

REMIXを困難にしているのは、何といっても権利団体の過剰な著作物の保護である。REMIXは元著作物にとってもこの情報爆発の中で認知を広げるための「一番クールな方法」であると認めるべきである。取り上げられなければ無いも当然であるということを理解しなければならない。

また、ビジネスモデルであるが、著作権料の処理を最初に行うのではなく、二次創作物に対して対価が最初に払われた時点でレベニューシェアするようにすればよい。著作物が見られた・使われた量に応じて著作権料が取り扱われた方が二次創作物を作るクリエイタのモチベーションも増すはずだ。最初から禁止されたり、最初に法外な料金を請求されたのでは、REMIXは難しいままだ。

今を生きる我々ができることは、既存のルールを壊し、我々の後進のためにより良い世界を残すことである。ROの恩恵を十分に享受した我々の未来に残せる役に立つ遺産がこれだろう。

本書の大筋については同意できる。しかし、著作物としての説得力に欠ける。なにより新しい世界に対するビジョンが描ききれていない。

本を読む時間を短縮化するために、後書きを先に読んだ。そこには訳者である山形浩生氏の訳者あとがきがある。珍しいと思ったのだが、訳者が著作に対して否定的なのである。私は「デジタル・ネィティヴ」を読み終えたばかりということもあり、今を理解していない訳者の思い込みだとばかり思っていた。

しかし、本書を読み進めていくと、分かっていないのはレッシグの方だと思うようになった。クリエイウティヴ・コモンズに深く関わっている著者のはずなのだが、何やら判然としない。特に様々な事例をあげることで、本書の内容を伝えようとしているのだが、その例があまり適切ではない。映画の不正コピーを持ち歩くこと、音楽のダウンロードは違法である。それを許容できる理由は無いに等しい。

私の感想は上記の通りだ。生意気な提言に聞こえるかもしれないが、思ったことなのでしっかり書き残す。ご意見などがあればどんどん寄せてほしい。

c.f.
[O] 【いま読んでいる】 REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方

2010/12/24

[AMN]3D CADシステムとiPhoneの意外な出会い #amn _

3次元モデルが叶える未来の形

ブログマーケティング、ブログ広告のアジャイルメディア・ネットワーク:Agile Media Networkさんのご好意で、「3次元モデルが叶える未来の形」ブロガーミーティング | ダッソー・システムズ株式会社に参加したのでその模様をレポートしようと思う。

まじは、ダッソー・システムズ社の話をせねばなるまい。私もこのイベントに参加するまでは全く知らなかった。簡単に言うと、自動車の設計用3D CADとしては一番売れているものを売っている会社とのこと。フランスの会社でありもともとは自ら飛行機を作っていた。その中でツールとして使っていた3D CADを外販したのがはじまるとのこと。

3次元モデルが叶える未来の形

3D CADの名称がCATIAと呼ばれるもの。現在はV6、すなわちバージョン6ということだ。価格は数百万円から数千万円まで。実行環境はノートPCも利用できるが、リアルタイム・レンダリング機能を使う場合は、ハイエンド・ゲーム用PCが最適とのこと。基本的には値段はなく、様々なオプションやカスタマイズと組み合わせて提供するものらしい。

通常の3D CADは設計のみに利用する。CATIA V6は、リアルタイム・レンダリング機能が特長である。これのおかげで、テクスチャを貼りつけたりその製品を使う場所の環境写真を使って見た目もそのままに再現することができる。3Dオーサリングソフトウェア顔負けの機能と表現力である。

この機能と表現力はシミュレーションに力を与える。シミュレーションの能力が向上すれば実際に試作をする回数を減らすことができる。試作が減らすことで自然に優しいものづくりが可能になる。また、試作ができないものや、人の命がかかっているなどの失敗ができないものを試すことも可能だ。このため価格も前述の通りになるのだろう。

3次元モデルが叶える未来の形

c.f.
PLMソリューション、3D CAD、シミュレーションソフト - ダッソー・システムズ
YouTube - DassaultSystemes さんのチャンネル

そのダッソー・システムズがコンシューマ向けのソフトウェアを売りだした。価格はなんと、230円。この写真はiPod Touchで撮影したものに、3Dでできた家を貼りつけたもの。大きさや向きなどは自由に変えられる。簡単にシミュレーションができる。

c.f.
[iPhone] 3DVIA Mobile | iPhoneアプリとiPod touchアプリ、iPadアプリ検索するならBuzzApp!

また、朝食シリアルのおまけの3D体験ゲームのデモもあった。
c.f.
YouTube - TVniman さんのチャンネル

このブロガーミーティングのお題はこの3D CADを中心としたシステムを如何に活用して世に役立てていくかを低減すること、である。私は、「自治体が3D CADシステムを購入し、広く一般市民が使えるように開放するプログラム」を提案したいと思う。ダッソー・システムズのシステムを個人で買うことはほぼ無理である。しかし、この技術は世の中のためになる。オペレータには、操作スキルも必要であるが、何と言ってもこのツールを使いこなすにはアイデアが重要だ。才能があるクリエータを日本からたくさん輩出するためには、できるだけ多くの人に使ってもらうことが必要である。そのためには無料で使える環境を提供することだ。学校や図書館などで手軽に使える様なプログラムがそのために役に立つだろう。

3D CADを使いこなすことで、ものづくり日本がさらに向上することを期待したい。