2010/10/24

HP社の新製品はクラウドと連携する何かだった #amn #hp #printer _

DSC03518

これがその新製品の心臓部である。これは一体何だ?

DSC03496

イベントの会場は都内某所にあるHP本社だ。

DSC03529

答えはプリンターである。売りはなんと、タッチパネルに対応していること、タッチパネルでフリック操作ができること。そしてメールを送信すると印刷ができる「メール de プリント(ePrint)」に対応していること。そしてアプリをインストールして使える「アプリ de プリント」に対応していること。これらを実現するためにクラウドに接続していることである。

Apple iPhone/iPad/iPod Touchを強烈に意識した感じである。「メール de プリント」のデモは、iPhoneから電子メールで送り印刷するというデモであった。

DSC03498

そしてこれ「羨望」という名前の付けられたスタイリッシュ・プリンタ「HP ENVY100」である。薄さ10 cmで両面印刷機能を内蔵する。日本市場を意識した戦略的な製品だ。HP社の担当者もしきりに強調していたのが「ワールドワイドにおけるプリンターのリーダー」であること。実際に、HP社のプリンターは米国で大変よく売れている。日本では大手2社がほぼ寡占しており難しい市場だという認識の様だ。

主な内容は以下の通り。


さて、使ってみた印象だが、ENVY100はスタイリッシュですぐにでも欲しい。「メール de プリント」をするならばPhotosmart Premium C310cである。給紙トレイが2段になっているので、普通紙、写真プリント用紙を同時に入れておけて自動的に使い分けて印刷してくれるからだ。

「メール de プリント」、「アプリ de プリント」は「今後の発展に期待」というレベルである。

iPhone/iPad/iPod Touchの印刷が面倒だというのが発想のポイントである「メール de プリント」は平文メールで送信ということからセキュアでは無い。可用性についてもベスト・絵フォートということだった。

また「アプリ de プリント」はiTunes StoreのApp Storeからの発想だがパソコンが無い状況で「印刷する」ということに関して「お、これは」という驚きも「あぁ、なるほど」という納得感も無かったのが残念である。

今回のイベントを通じた感じたのは、PC無しでネットに連携する機器が今後増えていくということだ。黒物家電はもちろんのこと、白物についても製品が発表されてくるのもじきのことだろう。

多少辛口になってしまっているがENVY100についてはデモ機を借りる予定である。実際に自宅で使ってみてそのその実力を評価することにしたい。