2010/10/13

Webサービスの会社がシステムを外注していけない訳

Collaborative Futures 2nd Edition Book Sprint
NHKのテレビ番組「仕事の学のすすめ」でモバゲーで有名なDeNAの社長南場智子さんがシステムを外注したことについて「コンサルタントとして能力が低かった」と言っていた。

株式会社アライクの日下康幸さんは、「Togetter - 「InfoTalk#22: ITと起業 #infotalk」」で「Web系のサービスはチューニングが必要。遅さが問題。内製化が必須と決意。プログラマを採用。2008年現CTO堀井が参入。」と語った。

一方、Oracle Sun Technology Updates: 特別企画:トークライブ 「2020年に向けて - ITエンジニアはどうやって生き残るか?」で、クックパッド株式会社の大野晋一さんは、「エンジニアにはおもてなしの心が必要だ。」と断言していた。

小売業で実際に稼いでいるのは販売員である。ユニクロでは販売員・店舗が主体になるように会社の仕組みをデザインしている。WebサービスにおけるWebサーバ上で動いているアプリケーションは「販売員」そのものである。小売業で販売員をアウトソーシングするというのは論外である。これが南場さんの言葉を生み、日下さんの気づきをうながし、大野さんの言葉を生む。

おもてなしの心とエンジニアリング。相容れないように思われるものをうまく融合させることがビジネスを成功させるのだ。

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